太陽光発電のメリットは?デメリットも隠さず教えます

アイキャッチ画像 太陽光発電の全体像

太陽光発電って、何となく魅力を感じるけどイマイチどういうものなのかよくわからないですよね。

「どれくらい電気代が安くなるの?」
「本当に電気を売って儲かるの?」
「設置費用はいくらするの?」

調べてみても、難しい用語がたくさんでてくるので、調べること自体やめてしまう人もいるのではないでしょうか。

実はつい最近まで僕も同じようなことで悩んでいました。

太陽光発電について興味はあるけど、難しくてどうしていいかわからない。まさにそういう状態です。

そんな僕ですが、10社以上太陽光発電の業者に見積もりを取り、さらに本で勉強して「ここがベストだ!」と思える会社と出会うことができました。

「え? そこまでしないと良い会社って見つからないの?」

そうですよね。それって相当なパワーが必要です(^_^;)

けど安心してください。結論から言うと、そこまでしなくても大丈夫です。

ただ、太陽光発電はエアコンを設置するのとワケが違います。

一度屋根についた太陽光発電設備とは、何十年も付き合っていかなければなりません。

そのため、業者選びを間違うと大きく損をして、大変な後悔をしてしまいます。

そこで、この記事では太陽光発電のメリット・デメリットを中心に、太陽光発電で失敗しないための基礎知識ややどういう業者を選べばいいのか、ということをできる限りわかりやすく丁寧に解説していきます。

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太陽光発電で失敗しないための4つのポイント

ポイントを案内する女性

僕のように10社以上の業者から見積もりをとって、なおかつ本まで買って勉強する、というのはあまり現実的ではないですよね。

しかし、そこまでしなくてもきちんとメリットが出る業者選びをすることはできます。

そんな業者選びも含め、太陽光発電で失敗しないためのポイントをまとめてみました。

  • 基本的な知識をおさえておく
  • 最低3社以上から見積もりを取る
  • チェックリストを用意しておく
  • 優良な業者に絞って見積もりする

それぞれについて解説していきます。

基本的な知識をおさえておく

勉強する男性

太陽光発電は出てくる用語が難しいのでつい苦手意識を持ってしまいますよね。

もちろん、本を買ってまで勉強する必要はないですが、ある程度の知識はないと悪徳業者に騙されてしまうなんてこともあります。

そういったことがないように、太陽光発電のしくみや、メリット・デメリット、各メーカーの簡単な違いくらいはおさえておきましょう。

基本的な知識については、この記事を最後まで読んでもられば身につくはずです。

最低3社以上から見積もりを取る

見積もりを提示する女性

今このブログを見ている人の中には、太陽光発電の訪問販売があったのをきっかけに「調べてみよう」と思った方もいるのではないでしょうか。

太陽光発電の訪問販売に気をつけろ!甘い言葉には裏がある
太陽光発電の訪問販売が自宅に来て契約しようかどうか悩んでいませんか?その契約、ちょっと待った方がいいかもしれません。実は訪問販売は毎年多くのトラブルが報告されています。この記事では太陽光発電の訪問販売で実際にあったトラブルや、その防止策について紹介しています。

僕も太陽光発電の訪問販売があったことで設置を考え、いろいろと調べるようになりました。

それまで太陽光発電ってなに? という状態でしたから営業マンの話す内容すべてに驚きと魅力を感じました。

しかし、今になって思えばあの時、急いで契約しなくて本当に良かったと思います。なぜなら、その会社は悪徳業者の典型でしたから(笑)。

【第1回】太陽光発電見積もり体験談~天窓って使います?~
太陽光発電の訪問販売に来たD社の体験談です。結果からいうと、この業者は完全な悪徳業者でした。太陽光発電の設置を検討している方は気を付けてくださいね。

悪徳業者に引っかからないためにも、1社だけの見積もりで契約を決めてしまうようなことは絶対にやめましょう。1社だけの見積もりでメリットが出ることはありえません。

僕の場合、3社目から見積もりをとったところで、同じ設置条件で50万円以上安くしてくれる業者と出会いました。

そのため、一括見積もりを取る際は、最低でも3社以上の業者に見積もり依頼をすることを強くオススメします。

もちろん、太陽光発電については「安い」というだけでなくサービスの品質やアフターフォローも重要な判断材料になってきます。

ただ、1社しか見積もりを取らなければ、高い安いの判断すら出来ませんから、やはり複数の業者で一括見積もりをとる必要があると思っています。

10社以上はさすがにヤリすぎですが、3社くらいなら何とか対応できそうですよね。



チェックリストを用意しておく

チェックリスト

太陽光発電の業者に見積もり依頼をする際、ある程度の知識があっても、それをもとに質問したり判断材料にしたりするのってなかなか難しいですよね。

また、太陽光発電の業者によって、話の流れも違いますから「大事なことを聞き忘れた!」なんてこともありえます。

そこで、必ず事前に聞いておくべきことを一覧にしたチェックリストを用意しておくと大変便利です。

チェックリストは業者を比較するときの判断材料として役立ちますし、聞きたかったことの聞き忘れ防止にもなります。

リストの内容としては「太陽光発電のメリットとデメリット、両方説明はあったか」「相場価格より異常に安い・高いということはないか」などの項目を並べておきます。

優良企業に絞って見積もりする

太陽光発電を設置する際、一番怖いのが悪徳業者に引っかかってしまうことです。

悪徳業者に引っかかってしまうと、メリットが出ないだけでなく、大きなデメリットを抱えることになってしまいます。

悪徳業者に引っかからず、さらに優良企業に絞って見積もり依頼することができたらそれが一番ですよね。

「そんな方法あるの?」と思うかもしれませんが、実は簡単にできます。

それは、ソーラーパートナーズという一括見積サイトを利用することです。

ソーラーパートナーズは、審査通過率9.8%という厳しい基準をクリアした太陽光発電の企業でなければ加盟店登録できないようになっています。

さらに、見積もりの際は、利用者アンケートで上位になっている地元企業から順番に紹介してもらえるしくみになっています。

僕は疑り深い性格なので、ソーラーパートナーズ以外の一括見積サイトも利用しましたが、手っ取り早く優良企業に見積もりをお願いしたい場合は、かなり便利なサイトです。

記事の最後で太陽光発電の一括見積サイトをランキング形式で紹介していますので、そちらも参考にしてみてください。

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太陽光発電の基礎知識

ここからは基本的な知識をおさえておくために、太陽光発電のしくみや、太陽光発電のメリット・デメリットなどを説明していきます。

すでにある程度の知識がある方は読み飛ばしていただいて構いません。その場合は太陽光発電業者を選ぶ際の注意点からご覧ください。

太陽光発電システムの全体像

太陽光発電システムとは、太陽光で発電をするために構成されている各設備をまとめて呼ぶときの言い方です。

太陽光発電システムは、主に以下の設備から構成されています。

太陽電池モジュール(太陽電池パネル・太陽光パネル)

太陽光発電の設備といって真っ先に思い浮かべるのがこの太陽電池モジュールではないでしょうか。

太陽電池モジュールはセルと呼ばれる約10cm四方の太陽電池を集合させ直列で接続したものです。

セルは太陽の光エネルギーを直接電気に変換する役割をもっています。

なお、このブログでは一般的な呼び名である「太陽光パネル」という言い方に統一しています。

接続箱

接続箱とは、各太陽光パネルからの配線をまとめ、作られた電気をパワーコンディショナーに接続するための機器です。

太陽光パネルは複数枚を屋根に取り付けます。それぞれの太陽光パネルには配線がありますので、それをひとつにまとめるがの接続箱の役目です。

また、保守・点検の際に必要となるスイッチ類や、送られてきた電流の逆流を防ぐための機器が内蔵されています。

パワーコンディショナー

パワーコンディショナーは太陽光パネルで作られた電気を直流から交流に変換するための装置です。

中学校の理科で習いましたが、家庭用のコンセントで使えるのは交流の電気です。一方、太陽光パネルで作られるのは直流の電気です。

したがって、太陽光パネルで作られた電気をそのまま使うということはできません。

直流で発電された電気を家庭用コンセントで使えるように交流に変換させるための装置がパワーコンディショナーです。

屋内分電盤

屋内分電盤は、パワーコンディショナーで変換された電気を各部屋に配るための装置です。

アンペアブレーカーや、各部屋の配線用遮断器が取り付けられているもので、太陽光発電のありなしに関係なく、電気を使う家なら必ず設置されています。

電力メーター(売電メーター・買電メーター)

電力メーターとは、電力会社からどれくらい電気を買っているか、太陽光発電によってどれくらい電気を売っているかを計るための機器です。

太陽光発電で作られた電気は、分電盤を通って最初に各部屋の電気として消費されます。

発電した電気より消費した電気の方が少なければ、発電した電気が余ったことになります。そして余った電気は電力会社の電線に戻し、電力会社に買い取ってもらいます。

その際、家で消費した電気がとれくらいなのか、余った電気がとれくらいあったのか、ということを計るための機器が電力メーターです。

余った電気を計るための機器が売電メーター、家で消費した電気を計るための機器が買電メーターです。

太陽光発電のメリット

ここからは太陽光発電を設置することで得られるメリットを紹介していきます。

電気料金を削減して節約できる

電球

太陽光発電システムで発電した電気は、まず家の中で使う電気として消費されます(消費電力)。

これまで電力会社から買うだけだった電気を自家発電できるわけですから、大きく電気代を節約することができます。

また、自家発電による削減以外に、次の要素によっても電気代の削減効果があります。

  • 節電意識向上による削減
  • 再エネ賦課金・燃料費調整額の削減
  • 第3段階料金の削減

それぞれの電気代削減効果についてみていきましょう。

節電意識向上による削減

ecoのイメージ

太陽光発電を設置すると、電力モニタという画面を通して消費電力量や発電状況を確認することができます。

使った電気を”見える化”すると「使い過ぎに注意しよう」という節電意識が働き、結果的に電気代を引き下げることになります。

節電意識向上による削減効果は少なくとも3%程度はあるといわれています。

例えば毎月の電気代が10,000円だとしたら、節電意識向上の効果だけで毎月300円、年間だと3,600円の節約です。

大したメリットに感じないかもしれませんが、”少なくとも3%”ということと、電気は一生使うものですから積み重ねていけば結構な金額になります。

再エネ賦課金(さいえねふかきん)・燃料費調整額の削減

再生可能エネルギー

月々の電気料金には再エネ賦課金と燃料費調整額というものが含まれています。

再エネ賦課金は、太陽光発電などの再生可能エネルギーを普及させるために、その導入費を国民が広く薄く負担する制度で、電気料金と一緒に支払っています。

燃料費調整額は、火力発電所に使われる原油、石炭などの為替レートによる変動を電気料金に反映させるためのしくみで、燃料費が高くなった時は、電気料金も高くなります。

どちらも、1kwh(キロワットアワー。電気の量を表す単位)あたりいくら、という風に決まっているため、使用する電力量が減ることで、これらの料金も一緒に削減されます。

燃料費調整額はともかく、再エネ賦課金は太陽光発電を設置していなくても取られるお金ですから何だかバカらしいですよね。

太陽光発電を設置すると、そのバカらしさが少しは和らぐという点で、僕にとってはメリットがあると思いました(笑)。

第3段階料金の削減

階段を昇る女性

一般家庭で多く契約されている従量電灯という電気料金プランは、使えば使うほど単価が高くなる三段階料金制度を採用しています。

三段階料金制度では第1段階料金(最初の120Kwhまで)を19.52円、第2段階料金(120kWhを超え~300kWhまで)を26円、第3段階料金(300Kwh超え)を30.02円としています*

*2018年6月現在、東京電力の従量電灯Bの場合

太陽光発電で自家発電することで電力会社から買う電気が少なくなり、それにより割高な第3段階料金の電力量を抑えることができます。

余った電気を売ることができる

節約貯金箱

太陽光発電を設置する最大のメリットはこれではないでしょうか。

家の中で使いきれず余った電気(余剰電力)は法律に基づき電力会社が買い取ってくれます。

朝、夕、夜の電気は太陽光発電だけではまかなえないので電力会社から買う必要がありますが、日中は、余剰電力がでるので、それを電力会社に売ることができます(売電)。

2018年現在、太陽光発電で発電した電気は1Kwhあたり28円*で買い取ってもらえます。

*10kw未満の設備で東京電力に売電する場合

この買取制度は平成24年の1kwあたり42円からスタートして、1年ごとに見直しが行われています。

年々安くなっているので「今から契約しても意味ないのでは?」と思うかもしれませんが、一括見積もりをとることで、メリットが出るのかどうかスグにわかります。

メリットが出るかどうかの基準としては、太陽光発電の設置費用を売電によっていかに早く回収できるか、というところが大きなポイントになります。

太陽光発電を設置して電気料金が安くなっても、設置費用を回収するのに30年もかかるのでは意味がありません。その間に太陽光発電システムが壊れてしまったら目も当てられませんよね。

目安としては条件の良い屋根で7~8年、そうでなくても10年程度で設置費用を回収できるのであれば、メリットがあるといえます。

こうした条件は、消費電力や設置できる太陽光パネルの数、各メーカーの違いによって大きく変わります。

回収期間や太陽光発電を設置するメリットがあるかどうかは、実際に屋根の日射状況などをみてシミュレーションしてみないとわかりません。

そのため、一括見積もりをとって、各業者の価格を比較することが重要になってくるのです。

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緊急時に電気を使うことができる

停電

多くの太陽光発電システムには「自立運転機能」と呼ばれるものがついています。

停電時などの緊急時にパワーコンディショナーにあるコンセントプラグに電源を差し込むことで、1500Wまで非常用電源として使うことができます。

これは単純に計算して消費電力15WのLED電球(100W形相当)を150時間使える計算です。

災害時に停電すると、テレビ、ラジオといった情報源を失うだけでなく、携帯電話の充電もできなくなり大変困ります。

太陽光発電の自立運転機能があれば、数日間は非常用電源を使うことができるため、電気が復旧するまで大きく困ることはなくなります。

いつ巨大地震が訪れてもおかしくない、と言われていますので、そういうときの備えとして非常用電源が使えるメリットは大きいと思います。

暑さ、寒さ対策になる

暑さイメージ

これは太陽光発電の発電によるメリットではないですが、太陽光パネルを屋根に設置すると、夏は室温の上昇を、冬は室温の低下を抑えることができます。

例えば気温34℃の夏場だと、屋根の表面温度は70℃以上にもなるといわれています。当然、この熱を受けて室内も熱くなります。

対策として断熱材の入っている屋根に換える方法がありますが、太陽光パネルを設置すれば物理的に屋根を覆うことができるので、断熱材と同じような役割を果たしてくれるのです。

僕が見積もりをとった会社の話によると、太陽光発電にしてから室内の温度が2~3度くらい涼しくなったという声をよく聞くそうです。

冬場については屋根が天空に向かって熱を放ち、屋根の温度が低下する放射冷却という現象があるのですが、この影響で室内も温度が低下します。

太陽光パネルを屋根に設置すると、屋根は放射冷却できなくなるので、屋根の温度は低下しにくくなります。

太陽光発電の設置により夏は涼しく、冬は暖かくなることでエアコンの使用も控えられ、結果的に電気料金を安くするという二次的なメリットも期待できます。

太陽光発電のデメリット

ここからは太陽光発電のデメリットについて紹介します。

見積もりの際、デメリットはほとんど言わずにメリットばかりを強調する業者がいます。

契約してから「しまった!」ということがないように、太陽光発電のデメリットについては絶対におさえておきましょう。

初期費用が高額

大量のお札

太陽光発電は設備費、工事費などをあわせると100~200万円ほどの初期費用がかかります。

昔と比べ安くなったとはいえ、住宅や自動車に次ぐ高額な商品であるということに変わりありません。

また支払方法について、一括払いで購入することもできますが、ふつうはローン契約を結ぶことになると思います。

太陽光発電の場合、専用の「ソーラーローン」と呼ばれる低金利(2%前後)のローンが利用できるのですが、ローン契約なので当然審査があります。

また、ほとんどのソーラーローンは変動金利を採用しているため、景気の動きによっては、利息が高くなるということも考えられます。

「余剰電力を売電できるので7~8年で元がとれますよ!」というセールスマンの言葉も嘘ではないですが、実際は大きな買い物をするんだという意識が必要です。

定期的なメンテナンスが必要

メンテナンスする人

太陽光発電はメンテナンスフリーと言われることがありますが、経済産業省は発電量の維持と安全性確保の観点から定期点検を推奨しています。

定期点検では、目視によって設備に破損や腐食がないか、電気測定で異常な数値が検出されないか、ということをチェックします。

これらの点検は4年に1回以上の頻度で行うのが良いとされ、点検費用の相場は1回あたり1~2万円です。

他にも太陽光パネルに雪が積もったり濡れた葉っぱが貼りついたりすると発電量が大きく下がります。

そうした障害物の除去作業は、自分でやることもできますが、普通は業者に依頼すると思います。

定期点検ほど高くはないですが、たまに高額な出張費を請求するような業者もいるため、契約前に確認をしておくといいでしょう。

ちなみに僕が見積もりをした会社の中では「物理的な除去作業なら何度でも無料」というところがありました。

こうしたサービスで他社と差別化をはかっている業者もたくさんあるので、一括見積もりで複数の業者を比較することは大変重要です。

発電量が天候によって左右される

曇りの天気

太陽光発電は設置すれば必ず元がとれるほど発電してくれるとは限りません。

当然ですが、太陽がでていない曇りや雨の日は発電量が低下、もしくはまったく発電しないということもあります。

太陽光発電は曇りだとまったく発電しないの?
太陽光発電って曇りの発電量が気になりますよね。晴れの日と比べれば低下しますが、まったく発電しないわけではありません。そこで、この記事では曇りの日の発電量がどれくらい低下するのか紹介したいと思います。

天候だけでなく、北側などの設置場所や、屋根の傾斜によっても発電量は大きく左右されます。

太陽光発電の業者に見積もり依頼をすると、天候や地域差、設置場所なども考慮して年間でどれくらい発電できるか、言い換えればどれくらいメリットが生じるかということを教えてくれます。

ただ、この見積もりの出し方も業者によって様々です。

後からクレームされることのないよう、発電量をかなり小さく見積もる慎重な会社もあれば、契約させたいがために、メリットしかないように見せる会社もあります。

後者のような業者は論外ですが、あまりに現実とかけ離れた見積もりというのも意味がありません。

そうすると、見積もりで提示された発電量やメリットにきちんとした根拠があるか、その根拠にどれだけ信ぴょう性があるか、といったところが業者を見極める際のポイントになってきます。

当然ですが、それは1社だけの見積もりではわかりません。やはり複数の見積もりをとって、相対的に比較する必要がでてきます。

反射光のトラブル

太陽光発電を設置した際、屋根に取り付けた太陽光パネルから光が反射して「まぶしい」「熱い」といった近隣住宅からのクレームが発生することがあります。

日本における住宅の屋根の角度や、太陽光パネルを南面に設置することを考えれば、太陽光は空の方向へ反射されることがほとんどなので、反射光を原因とするクレームは起こりにくいです。

ただ、太陽光パネルの設置場所が東西面や北面(通常は設置しませんが)であった場合、太陽の位置や高度によっては、反射光が地上側に向かうことがあります。

その場合、付近に住宅があれば反射した太陽光が近隣の窓に差し込んで「まぶしい!」といったクレームにつながることもありえます。

このあたりは、図面上での見積もりだけでなく、実際業者の人に屋根や付近の住宅をみてもらって現地調査をしてもらうことでわかります。

契約をとるためにあえて口に出さない業者もいるようですので、設置面が東西や北であったり、隣家との距離が近いような家であったりした場合は、積極的に質問するようにしましょう。

太陽光発電メーカーの違い

ここからは太陽光発電メーカーによる違いを説明します。

……が、「絶対ココがオススメ!」というメーカーは存在しないということをまず頭に入れておいてください。

なぜなら、太陽光発電のメーカー選びで一番大切なことは、自分の家の屋根にあったメーカーを選ぶことにあるからです。

例えば、A社とB社という太陽光発電メーカーがあったとしましょう。

A社の太陽光パネルは世界一の発電量を誇りますが、B社は業界でも発電量が低めの太陽光パネルを使っています。

そう聞くと「A社の方がいい!」と思ってしまいますよね。

しかし、もしあなたの家の屋根に載せられる太陽光パネルの枚数がA社よりB社の方が多く、総発電量もB社の方が高かったらどうでしょうか。

当然、総発電量の高い方が、余剰電力による回収期間も短くなりますので、あなたの家の屋根にはA社よりB社の方がメリットがある、ということになります。

このように太陽光発電メーカーについては「〇〇が一番だから絶対オススメ!」「よく売れているからオススメ!」と一概に言うことはできないのです。

もう一度言いますが、大事なことはいかに自分の家の屋根と相性がいいメーカーを選ぶことができるかです。

なので、メーカー選びよりも、豊富な知識でベストな提案をしてくれる業者に出会えることの方がよっぽど重要になるわけですね。

ただ、各メーカーの特徴を知っておくことは、見積もりをする際の判断材料にもなりますので、各社のメリット、デメリットくらいは知っておくといいと思います。

というわけで、国内主要5メーカーに絞って各社の特徴を紹介したいと思います。

東芝

東芝は、2018年現在、世界で一番の変換効率(22.10%)を誇る太陽光発電メーカーです。

変換効率というのは、太陽の光エネルギーを電気に変換できる割合のことをいい、この数字が高ければ高いほど、効率的に電気を作れるということになります。

太陽光発電システムについては、かなりの自信があるようで、太陽光パネルの出力保証が25年、周辺機器などのシステム保証が15年と他メーカーと比べて長期です。

出力保証とは、太陽光パネルの出力が一定の数値を下回った場合に、太陽光パネルの修理または交換を行う保証をいいます。

ただし、機器に自信がある分、値段は高いです。また、太陽光パネルは東芝が一貫して生産しているわけではなく、米国のサンパワー社から外部調達したものになります。

シャープ

シャープは、太陽光発電のパイオニアといわれるほどその歴史は古く、1959年から太陽電池の研究、開発が進められてきました。

そうした実績からメーカーとしての信頼も厚く2016年のシェアはパナソニックと並んで1位になっています。

シャープの特徴は何といっても、太陽光パネルの豊富さでしょう。10種類未満のメーカーが多い中、シャープは16種類(発売予定含む)もの製品ラインアップがあります。

太陽光パネルの種類が多いということは、狭い屋根、変わった形の屋根でも多く載せられるということです。設置費用の回収を考えるとこれは大きなメリットですね。

さらにシャープは独自のWebモニタリングサービスというものを無料で提供しており、発電量に異常が生じた場合緊急性に応じて連絡、点検、修理対応をしてくれます。

また、通常は家電扱いとなって1年保証しかない電力モニタも、シャープの場合はパワーコンディショナーなどの機器と同様、15年保証に含まれています。

パナソニック

パナソニックは、HIT(ヒット)という高性能の太陽光パネルを採用していることが最も大きなポイントです。

一般的な太陽光パネルは結晶シリコンという素材で作られているのですが、結晶シリコンは温度の上昇に弱く、温度が10℃上がると発電量が約5%ほど落ちてしまいます。

HITは、結晶シリコンをアモルファスシリコンという素材で挟み込むことで、高温になっても発電量を落とさないという特徴があります。

さらに太陽光パネルの表面を覆うガラスは、低反射ガラスを使っているため、反射によって太陽光を逃がすことなく、効率的に発電してくれます。

発電量でいえば、東芝、シャープと並ぶトップクラスに入りますが、価格が下げ止まっている東芝に比べると相対的に安くなります。

長州産業

長州産業は、日本国内で唯一、太陽光パネルを山口県の本社工場で一貫生産しているメーカーです。

先に紹介した東芝、シャープは米国のサンパワー社から太陽光パネルを提供してもらっており、パナソニックも一部の生産拠点をマレーシアに置いています。

海外製が悪いというわけではありませんが、品質にこだわる日本人にとって国内生産であることは大きなメリットになるのではないでしょうか。

保証に関しては施工保証10年というものがあります。

通常、メーカー保証は太陽光パネルの出力を保証するもの、パワーコンディショナーなど周辺機器を保証するものしかありませんが、長州産業は施工不良による雨漏りなども保証範囲に含まれています。

こうした施工保証は通常太陽光発電の設置業者が保険として加入することが一般的ですが、メーカーで施工保証をつけているのは長州産業だけです。

全国的な知名度は低いですが、西日本では知らない人がいないというほど、高品質かつアフタフォローの充実した地域密着型のメーカーです。

ソーラーフロンティア

ソーラーフロンティアは、一般的なシリコン系素材ではなくCISと呼ばれる化合物系を素材とした太陽光パネルを採用していることが特徴です。

CISはシリコン系素材を使った太陽光パネルよりコストを抑えることができ、また製造工程をひとつの工場で一貫しておこなっているため、国内メーカーの中ではダントツな安さを誇っています。

ただし、変換効率は東芝やシャープなどと比べ15.06%と低いため、他メーカーと同じ容量の太陽光パネルを設置する場合、かなり広い屋根面積が必要になります。

ちなみに僕の家の屋根は広くないのですが、特徴的な形をしているため、奇跡的にソーラーフロンティアのパネルがドンピシャにはまりました。

それによって東芝やパナソニックを設置するより発電量が多く、なおかつ設置費用も安いという驚きの結果が出ました。

このようにどのメーカーを選ぶかよりも、どのメーカーが自分の家に合っていてメリットを最大化できるか、ということがメーカー選びの最大のポイントといえるでしょう。

太陽光発電業者を選ぶ際の注意点

太陽光発電で失敗しないためには、最適な提案をしてくれる太陽光発電の設置業者を見つけることが重要です。

もちろん安ければそれでOKというわけではありませんが、金銭面含め、自分にとってベストと思える業者と出会いたいものですよね。

ここからは、太陽光発電の設置業者を選ぶ際、どういったところに注意すべきか紹介します。

取り扱っているメーカーが少なくないか

太陽光発電の業者が取り扱うメーカーは、多ければ多いほど良いと思ってください。

太陽光発電の業者は、その太陽光発電メーカーのシステムを設置するために施工IDというものを取得する必要があります。

これは各メーカーごとに取得する必要があり、A社の施工IDをもっているからといってB社の太陽光発電の設置工事ができるわけではありません。

つまり、取り扱いメーカーが多いということは、その分教育、訓練を受けている回数も多いということですから、技術力や知識が高いということになります。

反対に取り扱いメーカーが1社だけだったり、少なかったりした場合、上記に比べて技術力や知識が劣り、最適な提案をしてもらうことができません。

見積もり金額は適正な価格か

太陽光発電は安ければ安い方がいい、という考え方が通用しないものです。

なぜなら太陽光発電システムの卸値は業者によって大きな差があるわけではないからです。

特定のメーカーの太陽光発電システムだけを大量に仕入れることで他社より安い卸値で購入している業者もいます。しかし、結果として提案するメーカーが限られてくるので、最適な提案を受けることができない、という別のリスクが発生します。

それにもかかわらず、他社と比べ異常に安くできるということは、その分どこかの費用が削られているということになりますよね。

太陽光発電を設置するのにかかるお金というのは①太陽光発電システムの部材費、②工事代、③利益を足し算したものです。

③の利益を削ってまで商売することは考えにくいですから、必然的に②の工事代が削られることになります。

工事代が削られるということは、設置する職人さんの人件費も削られているということです。果たしてそういう業者が高い品質で工事を行ってくれるのでしょうか。

あまりに安すぎる業者は、いい加減な工事で雨漏りが発生する、影がかかって発電量が少ない等のトラブルに発展することも珍しくありません。

そのため、見積もり金額が適正な価格であるかどうかということは非常に大事なポイントになってきます。

では、適正価格かどうかを知るためにはどうすればいいでしょうか。

実は、太陽光発電は部材費、工事代ともに一般的な相場価格を調べることができるので、自分で概算金額を計算することができます。

計算方法はここでは割愛しますが、一括見積もりサイトのソーラーパートナーズで一括見積もりを取ると、特典としてこうした計算方法がわかりやすく解説された小冊子を無料でもらうことができます。

「自分で計算するのは面倒!」という人は、直接ソーラーパートナーズの担当者(太陽光アドバイザー)に提示された見積もり金額が適正かどうか確認してもらうこともできます。

施工実績が1,000棟を超えているか

太陽光発電の施工実績は多ければ多いほど技術力が高く信頼できる会社といえます。

一括見積もりサイトのソーラーパートナーズは、施工実績が100棟以上ある業者を加盟店登録の審査基準としていますが、僕は1,000棟超の実績は必要だと思っています。

その理由は3つあります。

1つ目は当然ですが経験が多ければ多いほど技術力が高く、知識も豊富だからです。

あらゆる仕事に共通することですが、経験に勝るものはありません。1,000棟超という実績は、その業者の技術力、知識力を計るのに十分な数字だと思います。

2つ目は僕が10社以上見積もりを取った中で施工実績が1,000棟以下または公開していない業者は、施工実績が1,000棟超ある業者と比べ説得力の弱さを感じたからです。

もちろん、見積もりをする前に「この会社の施工実績は何棟あるんだ?」と調べたわけではありません。

すべての見積もりを取り終えた後、微妙だったなと思う会社を改めて振り返ってみると、施工実績が少ない(または公開していない)ことが多かったのです。

実績豊富な業者は、質問に対して断定的に「これはこうです」と答えてくれます。しかし、施工実績の弱い会社は曖昧な回答をしたり濁したりしていました。

3つ目ですが、臨機応変な対応をしてもらえるからです。施工実績は言い換えればその業者の販売実績とも言えます。

1,000人超のお客さま対応をする中では、当然クレームを受けたり無茶な要望をされたりすることもあったと思います。

そうした経験を基に「もっと良くするためにどうするべきか」ということを真剣に考え続けたからこそ、1,000棟という施工実績があるわけですよね。

そのため、施工実績の多い業者はその分お客さまのことを熟知している、といえます。

「それは当社ではできません」というマニュアル通りの対応ではなく、多少の融通を利かせてもらう、臨機応変に対応してもらうということができるのが施工実績が豊富な会社の強みだと思います。

アフターフォローは万全か

太陽光発電は設置してから何十年と付き合っていかなければならない商品です。使っているうちにトラブルが発生しないという保証はどこにもありません。

そのため、アフターフォローをしっかりとしてくれるというのは業者を選ぶ上で重要な項目です。

「でも、メーカー保証がついているでしょ?」と思うかもしれませんが、メーカー保証は普通に使っていて起きたモジュール出力の低下と周辺機器の故障しか対応してくれません。

例えば設置業者の施工ミスで雨漏りが発生した等のトラブルは基本的にメーカーでは対応できません。

ほとんどの場合、設置業者が加入している賠償責任保険を使うことができますが、中には手抜き工事をしておいて、修理は有償とする悪徳業者も存在します。

また、自然災害による損傷なども基本的にメーカーではなく、設置業者が加入している保険(または自分が加入している火災保険)で対応することになります。

こうした保険、保証は業者によって加入しているか、どこまで対応してくれるかが異なってきます。

また、せっかく安く契約できたのに、定期点検の費用がバカ高かったり、契約した後に倒産してしまったりするようなリスクも考えられます。

一括見積もりをする際、どうしても発電量や価格にばかり目が行きがちですが、その業者が「もしも」の時にどういう備えをしているか必ず確認するようにしましょう。

デメリットを伝えているか

太陽光発電はメリットばかりではありません。北側だと発電が期待できない、天候の悪い日は発電量が低下する、といったデメリットも存在します。

顧客のことを考えず契約をゴリ押しするような業者は、太陽光発電のデメリットや、太陽光発電を設置することで発生するリスクを言わないことが多いです。

もっと悪い業者だと設置しても何のメリットもないのに「ちゃんとメリットがでますよ!」と嘘をつくこともあります。

僕のところに最初にきた訪問販売の業者がまさにこれでした。

月々3,000円以上出費をしなければならないのに「長い目でみればお得です」とか「電気代を払うのってバカらしいですよね?」など論点をすり替えてメリットばかりを強調する業者でした。

もちろんその業者とは契約せず一括見積もりをした結果、良い会社と出会えたわけですが、こういう悪徳業者が多く存在することも決して忘れてはいけません。

きちんとした業者は、後になってクレームになることを大変嫌がりますから、メリットがでないような家には絶対に契約を勧めないですし、デメリットやリスクをちゃんと説明してくれます。

まとめ

太陽光発電は人生でトップ3に入るほど大きな買い物です。

住宅を購入する時と同じように、慎重に失敗しないようにしたいですよね。

優良な一括見積もりサイトであれば、適切な太陽光発電の販売業者を紹介してもらうことができます。

また、見積もりをしてもらったらそれでおしまい、というわけではありません。

わからないところ、不安に思うところは、一括見積もりサイトの担当者さんに何度でも無料で聞くことができます。

この記事を読んで、ある程度の基礎知識はついているはずですから、あとはプロの専門家に任せることで、最小の労力で最大限のメリットを得ることができます。

ページの最後に僕が実際に利用してみて良かったと思う太陽光発電の一括見積サイトをランキング形式で紹介しています。

「しつこい営業の電話が来たりしない?」「本当に公正な視点で紹介してくれるの?」など気になることにも答えていますので、ぜひ参考にしてみてください。

10社以上の見積もりをとった僕がオススメする一括見積もりサイト
タイナビ

タイナビは100万人以上の人が利用した太陽光発電の一括見積もりサイトです。利用実績もさることながら、見積もり金額、施工品質、アフターフォローについて顧客満足度98%(楽天リサーチ調べ)を誇る優良サイトです。

タイナビのメリット

タイナビは、一括見積もりサイトにありがちなしつこい電話勧誘が一切ありません。僕はタイナビに見積もり依頼をしてから1か月以上放置していたのですが、その間タイナビから電話がかかってくることは1回もありませんでした(逆に寂しいくらい笑)。また、一括見積もりの際、「簡単見積もり」と「訪問見積もり」を選択することができ、簡単見積もりの場合、希望すれば太陽光発電業者との連絡はすべてメールでやり取りすることができます。腰を据えて相談するほどじゃないけど、どんなものなのか見積もり価格だけでも知りたい、という人にはかなりオススメです。

タイナビのデメリット

タイナビで紹介してくれる太陽光発電業者は、一定の基準をクリアした業者に絞られているようですが、審査基準のようなものは特に公開されていません。次に紹介するソーラーパートナーズとグリーンエネルギーナビが審査基準を公開していることもあって、やや信頼性に欠ける気がします。

ソーラーパートナーズ

ソーラーパートナーズは審査通過率9.8%という厳しい審査基準を設け厳選した太陽光発電業者だけを紹介してくれる一括見積もりサイトです。またNHK、フジテレビなどのメディアから取材を受ける今最も注目されているサイトです。

ソーラーパートナーズのメリット

ソーラーパートナーズで一括見積もりすると、専属のソーラーアドバイザーという担当者がつきます。そしてソーラーアドバイザーを通して各太陽光発電業者との訪問日程を決めることになります。他の一括見積もりサイトだと、太陽光発電業者と直接やり取りをする必要がありますが、ソーラーパートナーズの場合はそれがありません。窓口を一本化してくれるというのはありがたいですね。また、見積もりの妥当性などいつでも気軽に無料相談することができ、大変親切で丁寧にいろいろと教えてくれます。

ソーラーパートナーズのデメリット

ソーラーパートナーズが紹介してくれる太陽光発電業者は設置工事までを一貫して行う施工業者に限られています。販売のみを行う会社だと、中間マージンをとられ価格が高くなる&工事を丸投げしてしまう、という理屈らしいのですが、僕はそこに疑問を抱いています。実際に工事をしない会社に見積もりをとったことがありますが、価格は安く工事についても委託先と専属契約を結ぶなど徹底していました。工事をしない業者が見積もりから除外されてしまうことは選択肢を狭めることになるのでデメリットだと思います。

グリーンエネルギーナビ

グリーンエネルギーナビは加盟店登録するための審査基準を明確にし、また登録加盟店数も450社以上と、どの一括見積もりサイトよりも多いのが特徴です。

グリーンエネルギーナビのメリット

グリーンエネルギーナビはタイナビのように顧客満足度が高いだけあって(93%以上)、スタッフの方の対応が非常にいいです。また、ソーラーパートナーズのように無料で相談できるお客様サポートがあるのも嬉しいです。さらにグリーンエネルギーナビのサイトでは一括見積もりをしなくても、加盟店登録している太陽光発電業者の口コミをすべて無料でみることができます。業者の評判を事前に知ることができると、安心して見積もり依頼することができますね。

グリーンエネルギーナビのデメリット

どこよりも厳しい審査基準を売りにしているのですが、ソーラーパートナーズの7つの審査基準に比べるとややパンチに欠ける気がします。また、過去の口コミなどをみると、低評価の業者なども紹介していることがあるので、そういったところが少し心配ですね。

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太陽光発電の見積もりを10社以上とってみた

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